ついついユーモラスな作品ばかり選んでしまいがちなのですが。。。
前回の宣言どおり、本日はフィルム部門のシルバー受賞作品の中から少し真面目な作品をご紹介します。
“プライスレス”(=お金では買えない)という誰もが一度は耳にしたことがあるタグラインを中心に、お金を扱うカード会社でありながら、”お金では買えない体験や挑戦をささえる会社”というブランドイメージをつくりあげたマスターカード。提供するサービスは健常者だけでなく、ハンディキャップを抱える人も含めたすべての人々のためにあることが伝わる一本です。
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■SPOTLIGHT(1:20)
■キーアイデア
すべての人のために創られた世界、
プライスレス。
■内容
側面に異なる凸凹を作ることで、視覚障害者が財布の中のカードをすばやく認識できるようにしたマスターカードのクレジットカード「タッチカード」のPRムービー。サウンドがあらゆる方向から聞こえてくるように感じられる Dolby Atmos サラウンドシステムを使った音声解説を付けることにより、視覚障害者も視聴できるようにすると共に、ムービーに登場する女性のくらしから、健常者も、視覚障害者の日常を垣間見ることができるようにした。
■コメント
「視覚障害者が認識できるカード」というアイデアや映像/音声の手法のすばらしさもさることながら、その中心にあるタグラインがとてつもなく強く効果的だと感じます。
(スクリプトの日本語訳)
NA:このCMは、より多くの人に体験していただけるよう、盲目の方や一部の視覚障害を持つ方のために音声解説を行なっています。
NA:赤い髪の女性が白い杖をもち、アパートの階段を降りていきます。
NA:ビンテージのスポーツカーを磨く男性の前を通り過ぎます。
マージョリー:素敵な音楽ね、リック。
リック:おはよう、マージョリー。
マージョリー:おはよう。
NA:マージョリーは首を傾げます。今の音は何?ショッピングカート?
マーカス:やあ、マージョリー。
NA:スケートボードに乗っているのは友達でした。
マージョリー:こんにちは、マーカス。
NA:近くでは、子どもたちがサッカーをしています。
NA:マージョリーは小さなカフェに入ります。
みゆき:こんにちは、マージョリー。
マージョリー:こんにちは、みゆき。バニララテをお願いします。
みゆき:オーケー。4ドル50セントです。
NA:誰かがイライラと落ち着かない様子で体を動かしています。
NA:マージョリーは慌てません。
NA:以前はすべてのカードが同じさわり心地でした。
でも、デビットカード、クレジットカード、プリペイドカード、
すべてにわかりやすい切れ込みが入った、マスターカードのタッチカードはちがいます。
NA:手で六角形の半分の形を感じられたら、それが彼女のクレジットカード。
端末をタップし、ラテを手に取ります。
マージョリー:ありがとう。
NA:そしてお店の外に出て、去っていきます。
NA:わかりやすい切り込みが入ったタッチカード、登場。
NA:マスターカードのタッチカードをお届けします。
NA:なぜなら、すべての人のために創られた世界は、プライスレスだから。
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やはりタグラインがめちゃくちゃ効いてますね。。。!
ナイキの「Just Do It」やアップルの「Think Different」などもそうですが、いいタグラインは社員の行動指針になるため、一人ひとりの意識によってブランドを強化していけます。また、タグラインと企業の姿が一致することで、企業の信頼性の向上につなげることができると思うので、とてつもなく重要だなぁ、と。。。
私も死ぬまでに一本でもそんなタグラインを考えられるよう、精一杯、悪あがきしたいと思います◎



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